アロマとしても人気の香り、樹木の枝葉から抽出した森の精油(せいゆ)のご紹介 (4) ナンブアカマツ
こんにちは!
北国の森商店です🌲
アロマとして、ルームスプレー・入浴・ディフューザー・ロールオンなど、さまざま楽しめる精油(エッセンシャルオイル)。
そんな精油の中でも当店で販売している精油は、国産原料を使用し、国内で製造した「和精油」と呼ばれる大変貴重なものです。
また、林業を営んでいるので、森林整備の過程で林地から出るさまざまな樹種の枝葉を活用して、樹木系(ウッド系)のみ、希少な樹種を含む全11種類を製造・販売しています。
そんな私たちがつくっている和精油「Wood,wood 森の精油シリーズ」を順にご紹介していきます。
第4回の今回は、「No.4 ナンブアカマツ」です。
南部アカマツとは?

アカマツは、北海道南部から屋久島まで全国に広く分布する樹木で、特に岩手県が日本一の産地になり「南部アカマツ」と言われています。
厳しい寒さと強い風雪に耐え、その下に森を育てる『母の木』として愛されてきました。
県北の久慈地方の「侍浜松」、北上川上流部岩手町の「御堂松(みどうまつ)」、県南の東磐地方にある「東山松(とうざんまつ)」などが有名で、優れた強度があり加工のしやすさから、古くは熊本城などの歴史的建造物にも使われてきた南部アカマツ。
なかでも、久慈地方で採れる南部アカマツは太く真っ直ぐで上質とされ、強度の高さから今も神社や仏閣などで重宝されています。
現在は松くい虫被害が広まっていることに加え、需要が少なくなっていることがあり、貴重な資源になりつつあります。
秋の味覚「マツタケ」が採れる、「木肌が赤いマツ」といえば何となくイメージできると思います。
マツタケの生産量も長野県に次いで岩手県が全国2位となっています。
南部アカマツに含まれるα-ピネン、β-ピネンの効果

精油の主成分は希少なα-ピネン、β-ピネン。
「ピネン」とは、森林の中を歩いたときに感じる、あの清々しい香りの主成分。
*精神的リフレッシュ
*集中力と記憶力のサポート
*抗菌・抗ウイルス作用
これらの効果が期待できる南部アカマツの精油。
植物が発する「フィトンチッド(揮発性成分)」効果で抗菌・抗炎症作用があり「自然の空気清浄機」ともいえる存在です。
清々しい香りは呼吸器系のケアにも最適で、花粉の季節にも活躍してくれます。
南部アカマツにはこの成分がひときわ多く含まれているので、精神的な疲労を和らげ、心を力強くリフレッシュしてくれます。
南部アカマツの主な利用方法

*アロマディフューザーでの芳香浴
Wood,woodの精油を数種類ブレンドしてディフューザーなどで香らせると、自宅にいながら森林浴気分を味わえます。
* バスソルトや入浴剤に
入浴時に天然精油と塩を混ぜてバスソルトにすれば、α-ピネンの香りと温浴効果の相乗効果が期待できます。
冷えや疲労感が気になるときにおすすめです。
* 掃除や空間清浄スプレーとして
無水エタノールと精油、水を混ぜてスプレーを作れば、天然の芳香除菌スプレーとしても活用できます。
(→スプレーの分かりやすい作り方はこちら)
α-ピネン、β-ピネンの森の香りは、ただの香りという枠を超えて森林の中で過ごすような素晴らしい癒しの時間を与えてくれる存在。
森の精油を通して少しでも森のこと樹々のことに思いを馳せていただけたら嬉しいです♪
▼No.4 ナンブアカマツ

